作業時間(目安):丸1日(笑) EG系シャシーの集大成といわれるインテR。ミッションも基本的な構造は同じで、シフト周りが流用できるそう。EGのものよりも剛性があり、若干のショートストロークになるといわれるそのシフトロッドとシフトレバーを流用してみました。巷でいわれているような効果は本当にあるのか?!
まず作業前。シフトノブを外した状態です。ちょっと物差しが見づらいですが、シフトレバーのてっぺんの位置は、前後の方向(透明の物差し)で左から13cmのところ、左右の方向(竹の物差し)で上から5cmのところにあります。画像の上が運転席、左がフロントです。

まずはオーディオを外し、シフトレバーのところの内装を外します。シフトレバーの根元にゴムカバーがあります。

ゴムカバーは2つついています。上側のひとつ目のゴムカバーを外します。

下側についているふたつ目のゴムカバーは画像のようにしておきます。このゴムカバーはあとでボディの下側からシフトロッドと一緒に取り外します。

で、車を前後ともジャッキアップしてウマをかけ、ボディーの下にもぐりこみます。画像はシフトレバーの真下ですが、シフトロッドを取り外すにはエキゾーストパイプが邪魔になります。ということでこのエキゾーストパイプを取り外します。

右リアのタイヤの奥にエキゾーストの中間パイプとリアピースとを接続しているボルトを外します。ほぼ間違いなく固着しているのでクレ556などの潤滑材等を吹きかけておきます。

はい、外れました。

中間パイプを吊っているゴムブッシュを外すと、中間パイプの後ろ側を下に下ろせます。触媒とのつなぎ目のボルトを外すことができれば中間パイプを完全に取り外せますが、こちらの方が固着が激しく、556をもってしても緩みませんでした(笑)この状態でも作業は十分可能なので、このまま続行します。

では、シフトロッドの取り外しにかかります。まずはロッドとミッションをつないでいる箇所を取り外します。

接続部分のカバーをずらすとクリップが見えますので、これを取り外します。

クリップを取り外すとピンが見えます。これを抜けばロッドが外せます。

このピンは人力ではまず抜けないので、ぴったりと合う棒(今回は13のボルト)をあてて、ハンマーで打ち抜きます。

ピンが抜けました。

今度はエクステンション(ロッドでない方の棒)のミッション側を外します。水色のブッシュが見えますね。ジュラコンブッシュです。

はい、外れました。後のことがあるので、ボルトを外すだけにしておきます。

今度はシフトレバー側のブッシュを取り付けているボルトを取り外します。このボルトを取り外すと、シフトレバー、シフトロッド、エクステンションをごっそり取り外すことができます。

はい、取り外せました。室内が見えますね(笑)

で、コレが取り外した方です。左にシフトレバー、右に水色のブッシュがついている上側のロッドがエクステンション。下側のロッドがシフトロッドです。今回はエクステンションだけ再利用します。ちなみにエクステンションはEG6もインテRも同じものです。(部品番号が同じでした)

その下にインテRのシフトロッドを並べてみました。インテRの方がひとまわりロッドが太いのが分かるでしょうか。

ロッドのミッション側です。インテR、太いです。ジョイント自体もひとまわり大きいですね。

シフトレバー側です。やはりインテRの方が太いですね。

EG6のシフトロッドの直径を測ってみます。大体22mmです。

続いてインテR。大体28mmです。その差は6mm。剛性に違いがでそうです。期待が持てます。

さて、エクステンションを再利用するためにエクステンションからシフトレバーを取り外します。ちなみにオークションなどでインテRのシフトレバーとかシフトロッドとかエクステンションが一緒になっているものを仕入れた方は、ここから下はしばらく読み飛ばして車体への取り付けにいってください。

シフトレバーの左右に見えるナットを取り外します。

シフトレバーをエクステンションから取り外せました。

では、インテRのシフトレバー周りを組み立てましょう。今回仕入れた部品です。シフトレバー、シフトロッド、レバーのカラー、シフトレバーとシフトロッドを接続するボルト、これら4つ以外はEG6と共通部品です。しかし、取り外したシフト周りを分解しても、満足に再利用できる部品は少ないです。Oリングとかは熱でぼろぼろになってます。こういった部品はできれば新品を買ったほうがいいです。安いですし。

ダストシールB(54115-SH3-000)とチェンジレバーボールのシート(54110-SH3-003)をシフトレバー(54101-ST7-Z00)に取り付けます。

組みあがりました。

次にシフトレバーとシフトロッドを接続する部分を組み立てます。真ん中がリヤージョイントのカラー(54117-SD4-000)、左右にふたつずつあるのがOリング(91301-671-671)その外側がリヤージョイントブッシュ(54107-SA0-010)、一番外側がスラストワッシャー(54105-692-010)です。

まずはリヤージョイントのカラーにOリングを取り付けます。

片方にリヤージョイントブッシュを取り付けます。

これをシフトレバーに差し込んで、反対側にもリヤージョイントブッシュを差し込みます。

そしてその両側にスラストワッシャーを取り付けます。

で、チェンジボールのホルダー(54111-SH3-000)をシフトレバーに取り付けて、シフトレバーをシフトロッドに取り付けます。ボルト,6カク(92201-08060-0H)とナット(90115-659-003)です。

反対側です。

そしてシフトレバーとさっき取り外したエクステンションを取り付けます。エクステンションにはシールA(54109-SA7-000)を取り付けています。

先ほどシフトレバーに通したチェンジボールのホルダーをエクステンションに取り付けます。上からエクステンションボルト(54308-SH3-00)、ワッシャ(94101-06800)、ナット(90114-SA0-000)です。

これでシフトレバー周りが組みあがりました。

上から見たところです。

全景です。エクステンションは再利用、シフトレバーとシフトロッドはインテRのものになりました。

では車体へ取り付けます。取り外したのと逆の要領で取り付けていきます。まずはシフトレバーを室内に入れます。

次にミッション側。エクステンションを固定し、ロッドを差し込みます。

ロッドを固定するスプリングピン(90751-S04-000)を打ち込みます。位置合わせは下から見て合わせます。きっちり合っていれば向こう側のミッションケースが見えます。

穴がずれていると、向こう側が三日月になります(笑)

スプリングピンを打ち込むとき、穴を合わせるために反対側からボルトを差し込めば、穴の位置はばっちり合います。あとはビシバシほどほどに打ち込んでください。ロッドの先は繊細なミッションにつながっていることをお忘れなく…。

スプリングピンが入りました。

チェンジジョイントピンのクリップ(24313-PF5-000)を取り付けます。クリップには内側に突起がひとつついているのでそれをスプリングピンの穴に合わせます。そしてゴムカバーをきっちりとかぶせます。

さて、今度は室内です。シフトレバーがきちんと動作することを確認して、ゴムカバーをとりつけます。まずは下側のひとつ目。

ひとつ目のゴムカバーがつきました。

そしてふたつ目。さくさくっとかぶせます。

で、内装を取り付けていきます。

おっと、オーディオの後ろに見えるロールバー(笑)

さて、シフトレバーのてっぺんの位置を測ってみましょう。前後の方向(透明の物差し)で左から14cmのところ、左右の方向(竹の物差し)で上から4cmのところにあります。画像の上が運転席、左がフロントです。EG6のシフトレバーの時と比べると、後ろへ1cm運転席側へ1cmずれたことになります。
シフトノブを取り付ければ室内は終わりです。

さて、また車体下にもぐって、エキゾーストパイプを元通りに取り付けましょう。まずは中間パイプとリアピースとを接続しているところのゴムブッシュを取り付けます。

そして中間パイプとリアピースとを接続します。このボルト、ばねがついていますので、取り付けにはかなり力が必要です。

最後にシフトレバー下のところのゴムブッシュ2つを取り付けます。

つきました。

あとはシフトロッドやエクステンションがしっかりと固定されていることを確かめて終了です。
ミッション側
シフトレバー側
触媒付近ん〜、完璧です! で、ちょっと試走してみた感想ですが、確かに若干のショートストロークになりました。手首をかえすようにシフトチェンジできるような感じです。それと、EG6純正の時よりもシフトに剛性感があります。なかなかいい感じです。ただし、スプリングピンの抜き出しと、挿入に結構苦労しますし、オークションで買っても値段が高いです。ここがネックでしょうか。でもシフトフィーリングがまるでTypeRになりますよ(笑)
今回、僕はエクステンション以外の部品をすべて新品で揃えました。シフトレバー、シフトロッド、その他ボルト、ワッシャ、カラー、ブッシュ、ダストブーツ等々、しめて12000円也。エクステンションも新品で買ったとすると、全部で15000円程度かかります。オークションでASSYで買ってもウン千円。これを安いとみるか、高いとみるか。率直に言うと、微妙です。費用対効果は(笑)まぁ、趣味でやっていますから自己満足でいいんです(爆)。今回はなかなか骨の折れる作業でした。